グライダー人間

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友達は必要か 〜大学に入って悩む人に向けて〜

 友達をたくさん得ることと、自分自身が成長することはトレードオフの関係にあると思う。僕は最近経済学を独学し始めて、トレードオフという概念を学んだ。トレードオフとは一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状況である。大学に入って、8ヶ月経ち、友達を作ることと自分自身の成長はこのトレードオフの関係にあると気づいた。大学には3つの大きく分けて4つの集団がいる。1つ目は自身の成長を最高の目標とし、少数の人としか関わりを持たない人。2つ目は自身の成長よりも、友達とワイワイ騒ぐことを目的とする人。3つ目は成長を目的とする人同士で友達となり、お互いを高め合い、時にワイワイする人たち。4つ目はその他の目標を持つ人たち。はっきりと言えることは、3つ目の人たちはごく少数でそういう仲間を見つけるにはそれなりに厳しい環境に身を置く覚悟がないといけない。なので実際は1つ目と2つ目の集団が多数を占めるということである。僕は入学当初、無意識に3つ目の人になりたかったが、実際身近にいたのは、僕から見てつまらない人たちばかりだった。それでも友達を作らないといけないという雰囲気に流されて、友達を増やす時期もあったが、その分読書をしたり勉強する時間が削られていることに気づいた。その時、友達と成長は同時に手に入れることはできないと気づいた。中学受験の時も同じことを体験していたことを最近ふと気づいた。中学受験して偏差値の高い学校に入ろうと思えば、小学校で6年かけて獲得した友達と別れなければいけない。僕が当時選んだのは成長だったのだ。

 どうだろうか、このような考え方をすれば今人間関係について悩んでいる人たちも気持ちが楽になるのではないだろうか。友達は必要か。その答えはあなた自身の中にある。どちらも手にしようと思えば、自分の体力を犠牲にしなければいけない。その覚悟があるならそうすればいい。その覚悟がないなら、どちらかしか得られないと腹をくくり、なりたいなりたい方を選べばいい。友達が少ないとバカにされたら、その分成長したことを自慢すればいい。どちらがいいかという話ではない。そんなことも理解してくれない人とは関係を持たなければいい。僕は自身の成長を選び、こうして自分の考えを綴っている。どちらの生き方も大学生らしいといえば大学生らしいじゃないか。胸を張って4年間を過ごそう。